ヘルスアート医療とは?

ヘルスアート医療とは、九大心療内科の故池見酉次郎初代教授が提唱された健康モデルです。
(ヘルスアート)を展開して、医療の現場に応用した新しいスタイルの医療で、生涯を通じた全人的医療(bio,psyco,socio,ecological,spiritual)を脳の動きや心の成長に沿って、芸術的に創造することを支援するものです。

ヘルスアート【健康芸術】

ヘルスアート(健康芸術)とは脳の働きを基盤に芸術的セルフコントロールを目的にした各種芸術のことです。
人間の脳は体と心が出会う「場」となっています。
すなわち、我々の脳は身体の働きと心の働きの両方を司っており、この二つの働きの調和こそが、セルフコントロールの基本となります。
セルフコントロール(自己調整)できた人の脳の理想的な働きとは内臓をコントロールしている生命脳(植物脳)としての“生かされている”、動物脳としての“たくましく生きる”、そして人間脳としての“うまく・よく生きる”であり、芸術的な脳の働きは人間脳に存在する前頭葉の部分が司っており、これが“よく生きる”です。
“よく生きる”とは、目標、イメージ、理想などを達成、実現、創造、造形して行く課程の総称であり、より向上(進歩)することを意味しています。
この前頭葉の“よく生きる”という働きが効率よく発揮されるためには植物脳と動物脳が充分その機能を発揮していることが前提条件になります。
この事がいわゆる一般の芸術と脳の働きから見た健康芸術の大きな相違点です。
即ち、一般芸術は植物脳、動物脳の調整の有無に関わらず、主として人間脳の前頭葉を働かせて芸術を営むことを訓練しますが、健康芸術では前頭葉を働かせる前に植物脳と動物脳を調整することが基礎的訓練として必要になります。
現代のようなストレス社会では、植物脳や動物脳が整わないままに人間脳を中心に訓練することの弊害についても明らかになりつつあります。
したがって、脳の働きに沿った健康芸術的訓練が人間として大切な心身一如の健康への道に通じるものと思われます。

ヘルスアート医療8段階

1、自分が主役である

2、病気の出口より健康の入口を探す

3、脳を整える

4、自己表現の練習

5、今を生きる練習

6、認知の歪み(心癖)に気付き修正

7、ふれ愛力(コミュニケーション能力)を高める

8、健康的死生観を学び、応用する

ヘルスアート医療の特徴

1、患者さんにとって、薬の服用が少なくて済む、あるいは薬なしでも治療が可能である。


2、治療以外に健康を考える医療である。患者さんは「病気の出口より健康の入口探し」を努力し、医師は「病気の出口探し(いわゆる治療)と健康の入口探しへのコーチ役」をそれぞれ役割分担で行う。


3、患者さんは自分の努力(自己表現)による成果が自分で分かる(確認できる)。


4、再発防止をも含めた医療である(再発防止には心癖への対策がポイント)。


5、ストレス病の多い現代では、「ダメージを受けている脳を整える」ことが必要であり、脳を整えることを医療の基本に取り入れている。


6、うつ病などの精神疾患の治療に最近注目されつつある「認知行動療法」はヘルスアート医療の中核として含まれている(ヘルスアート医療とは脳を整えることを最優先した認知行動療法である)。


7、「今」を大切にした積極的行動を重視し、練習する。


8、認知の歪み(心癖)に各人が気づくよう働きかけて、修正を計る。


9、ふれあい力を高めるために、交流分析を応用している。


10、死を想定している患者さん(自殺、癌の末期、難病など)の悩みには健康的死生観(拙書:「健康のとびら」「生かされて生きる」「医者がすすめるよい生き方、よい死に方」に記載)を勧める。


ヘルスアートクリニックくまもと(心療内科・婦人科・内科・精神科)


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〒860-0806

熊本市中央区花畑町1-1

三井生命ビル1F


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